Quadcept(クアッドセプト)の導入事例に「ウシオ電機株式会社」様をご紹介

CASE STUDY

多数の部品で構成され、
設計に時間が掛かる電源開発。属人化されている開発環境の課題を打破し、
納期200日を15日に短縮するチャレンジをQuadcept社と共に実現。

ウシオ電機株式会社

ウシオ電機株式会社は、新光源の開発、独自の光学技術の開発・応用に努め、ユニットや装置、システム、ソリューション を提供するメーカー。その主要事業所のひとつ、播磨事業所のパワー・システム部では、Fabレスで電気系製品の開発と設計を担っている部門である。

彼らの悩みは「電気系製品はサンプル提供までのリードタイムが長い」という課題であった。
主たる原因は、過剰な品質、過剰な機能、過剰な設計により評価が長期化してしまうこと、評価用・市場調査用試作品を入手するまでのリードタイムが長いこと。

さらに、Fabレスで自前の工場を持たないため短納期かつ丁寧な実装作業を行ってくれる協力工場をタイムリーに確保することが難しい、部品点数の多い電源製品では電子部品やリードタイムが長い特殊部材の発注・調達面の課題もあった。

設計面では必要な手法や知識、技術が個別に属人化されていることで従来の常識に捉われて変化や挑戦を恐れる風土となっており、その結果として課題を解決できず、比較的開発期間の短い基板型電源でもサンプル提供が遅くなっていた。

これら課題を解決し風土を改善するために電源開発プロセスの圧倒的スピードアップを掲げ、約200日掛かっていた試作を15日に短縮するという大胆な目標を設定し、「チャレンジ15Days」と銘打ったプロジェクトをキックオフすることになったのである。

約1年間のプロジェクト活動を通じて試作品の受注から試作品出荷までを稼働日15日間で実現することができ、ランプとの組合せでテンポの良い提案を実施できるようになった。その過程で常にスピードを意識し改善に挑戦する風土が生まれ始めた。

目標達成のためにどのような活動をしてこられましたか?
その中でQuadceptはどのように役立ちましたか?

ウシオ電機プロジェクトリーダ: 「チャレンジ15Days」は、技術人員だけでは実現不可能な大きなテーマであり、社内外の様々な方々のご協力が必要でした。しかし、それぞれが共通の1つの大きなビジョン「圧倒的スピードアップ」に向かって行動することで“部署間の垣根のない相互活動“を実現し、社外のパートナー企業の協力・協働を得ることができました。

中でも、Quadcept社が提供するCADを導入することで設計情報の統一化を図り、基板設計と部品発注の時間を大幅に短縮する事ができました。さらにQuadcept社が提供するElefab™ (CADからワンクリックで基板レイアウト設計、製造、実装まで発注できるサービス)を利用することで、回路設計から基板設計、実装へのシームレスな連携を行うことができたのも大きかったと思います。また、複数の協力工場の中から最短納期で対応できる工場を選択できるシステムには何度も助けられました。

その結果、それまで基板の設計から製造まで1~2か月掛かっていたところ、基板設計、製造、実装をそれぞれ数日で実現し、工期の大幅短縮につなげることができました。Quadcept社と連携しElefab™ を採用することで高速イノベーションを実現し、圧倒的なスピードアップを達成したのです。Quadcept社には特に基板設計の大幅納期短縮に寄与して頂きました。
担当者の方には大変感謝しています。

「チャレンジ15Days」を振り返っていかがでしたか?

ウシオ電機プロジェクトリーダ: 1年間のプロジェクト活動によりスピード対応のプラットフォームが完成し、2019年4月1日をトリガーとして実践演習を行いました。障害もあったものの、協力企業や当社に新規導入した設備の活用により、見事に実働15日で試作品を完成することができました。圧倒的スピードアップの追求、これが結実したのです。

このプロジェクトを通して、設計可能人員の増強、技術力、スピード設計のたけの知見の獲得、新規業者の獲得、メンバーの意識に大きな成長を得ることができました。また今回、Quadcept社のCAD、そして、Elefabのものづくりサービスという強い武器が手に入ったことは大きな財産です。協働していただいたQuadcept社もこの経験から短納期ノウハウがより蓄積されたものと期待しています。

最近では、部品管理システム(EOLや通販在庫やCAD情報や環境情報をBOMとして統合したデータベース)の共同開発も行い、
更なるスピード化が期待できそうです。

当社において「電源と光源はお互い兄弟関係」にあります。一方のスピードが遅く歩調が合わないということは、会社全体の利益に関わることです。今回実現したスピードを、今後は電源開発のみならず、他のプロジェクトにも横展開し全社的なノウハウ・財産として共有していきたいと思っています。 改めてご協力いただいた関係各位に御礼申し上げます。

社名ウシオ電機株式会社(USHIO INC.)
代表者内藤 宏治
事業内容光応用製品事業ならびに産業機械およびその他事業
資本金19,556,326,316円
所在地東京都千代田区丸の内1-6-5
URLhttps://www.ushio.co.jp/