EMC設計の中でもEMIノイズ対策は基本的に抑えなければならない重要なポイントです。
            
本サービスはQuadceptのクラウド上で、NECのEMI抑制設計支援ツール「DEMITASNX®」 を実行、
            
設計アドバイス付き解析レポートをダウンロードできるQuadceptのクラウドサービスです。
          
※「DEMITASNX®」はNECソリューションイノベータ株式会社の登録商標です。
設計者の勘や経験に頼らないDEMITASNX®のEMIチェック
            
設計段階でノイズ対策を行うことで、開発リードタイムの短縮に貢献します。
            
(電源-GND共振解析機能は搭載されていません)
            
          
 
              基板端チェック
信号配線がリターンパスとなるプレーン上のエッジを走行していないかチェックして、対処方法を示します。
                  
以下のエラーは、1層信号配線(赤)が、2層プレーン上のエッジにある例を検出しています。この種のエラーを基板上で検出し、対策(修正方法)を示します。
                
 
              GVプレーンまたぎチェック
信号配線のリターンパスとなるリファレンスが切替わる箇所を検出し対処方法を示します。以下のエラーは、信号配線が4層(青)からヴィアで1層(赤)に移った位置で、リファレンスが3層(VCC)から2層(GND)に切替わる例です。この種のエラーを基板上で検出し、対策(修正方法)を示します。
 
              リターンパス不連続チェック
信号配線のリターンパスにおいてスリット上を走る箇所を検出し、対処方法を示します。以下のエラーは、信号配線が4層(水色)が、3層VCCプレーン(緑)のスリットを走っている例です。この種のエラーを基板上で検出し、対策(修正方法)を示します。
 
              デカップリングキャパシタチェック
全てのIC電源ピンにおいて、近くにキャパシタが存在しない箇所を検出し、対処方法を示します。以下の例は、IC電源ピン(左)からキャパシタ(右)への配線経路をハイライトしています。キャパシタまでの距離が長いためエラーとして検出し、対策(修正方法)を示します。
DEMITASNX®のフル機能について
DEMITASNX®の全ての機能も個別に承っております。
            下記は別途 お問い合わせください。
          
4つのEMIチェック以外
- 配線長チェック
- ビア数チェック
- SGパターン有無チェック
- 放射電界チェック
- プレーン外周チェック
- SGパターンヴィア間隔チェック
- クロストークチェック
- フィルタチェック
- LSIグランド分離チェック
- 差動信号チェック
- デジアナ干渉チェック
パワーインテグリティ設計支援機能
- インプットインピーダンス / トランスファーインピーダンス解析機能
- IRDROP解析機能
電源 - GND間共振解析機能
ESDチェック機能
スイッチング電源チェック機能
 
               
              解析レポートはQuadcept Managerより、
                  
Microsoft Office Excel形式でダウンロードすることができます。
                
レポートは、シートごとに「サマリ」「ネット系チェック結果」「部品系チェック結果」に分かれており、詳細な解析結果だけでなく、設計者に嬉しいアドバイスも記載されています。
ご利用の流れ
当サービスは、Quadceptアカウントをお持ちのユーザーであれば、
            
弊社のCAD(Quadcept PCB Designer)をお持ちでなくても利用することができます。
          
 
          注意事項
データの作成
- 1個片のデータのみ解析可能です。面付けデータは解析の対象外となりますのでご注意ください。
- ポリゴンで作成された配線(角配線)はDEMITASNX®では信号線とみなされませんので、ご注意ください。
- PCBシート名に2byte文字(日本語)が含まれる場合、DEMITASNX®のEMIチェックが実行できません。シート名を半角英数字、または記号にしてください。
- ODB++データを出力する際には、お持ちのCADの出力設定にて「設計層」をすべて選択して出力してください。
                  
 アセンブリ情報やメカ情報しか出力されていないデータですと、読み込み時にエラーになるケースがございます。
解析対象データのアップロード
- 解析対象データをWebから直接アップロードする際、アップロード可能なファイルは zipまたはtgz形式に限ります。必ず圧縮してアップロードしてください。
- アップロード容量(ODB++のデータ容量)は128MBまでとしてください。
解析時間
- エラーの数によっては処理に時間が掛かる場合がございます。
- レポートが生成されるまで、次のデータのアップロードをお控えください。サーバ側で逐次処理をしているので、レポートの生成に時間がかかることがあります。
データの保存
- アップロードされたODB++データは、30日間のサービス期間内は保存しておりますが、期間満了後は自動削除いたします。
- 解析レポートは、レポートが生成された日から30日間保存いたします。
CADデータ上の制限
- 部品名、ネット名は以下の命名ルールである必要があります。
1. インスタンス名がCN*の場合:コネクタとする
                      2. インスタンス名がC*の場合:キャパシタとする
                      3. インスタンス名がU*の場合:LSIとする
                      4. インスタンス名がIC*の場合:LSIとする
                      5. インスタンス名がR*の場合:レジスタとする
                      6. インスタンス名がD*の場合:レジスタとする
                      7. インスタンス名がJ*の場合:コネクタとする
                      8. インスタンスが電源ネットに接続の場合:インダクタの先のネットも電源ネット
                      9. インスタンスがグランドネットに接続の場合:インダクタの先のネットもグランドネット
                      10. インスタンス名がL*の場合:インダクタとする
                      11. インスタンス名がTP*の場合:テストパッドとする
                      12. インスタンス名がF*の場合:フィルタとする
                      13. ネット名がGの場合:グランドネット
                      14. ネット名が0Vの場合:グランドネット
                      15. ネット名が*GND*の場合:グランドネット
                      16. ネット名が+*Vの場合:電源ネット
                      17. ネット名が-*Vの場合:電源ネット
                      18. ネット名が*VCC*の場合:電源ネット
                      19. ネット名が*VDD*の場合:電源ネット
                    契約解除の条件
- 同一のプロジェクトのみ、同じライセンスで解析することができます。
                  
 複数のプロジェクトを同じライセンスで解析することは禁止し、判明した場合はサービス解除の対象となりますのでご注意ください。
- 本サービスを再販目的、また、第三者の設計データを解析サービスなどの営利目的で利用することは禁止いたします。
                  
 判明した場合、サービス解除の対象となりますのでご注意ください。
推奨環境
| OS | Windows8.1以降 | 
|---|---|
| 環境 | インターネットへの接続 | 
| ブラウザ | Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Safari の最新バージョン | 
| CAD | Quadcept 10.4.0以降(CADと連携して利用する場合) | 
| その他 | Microsoft Excel 2010以降 | 
 
               
               
            