プリント基板CAD : PCB設定

NCドリル表

「NCドリル表」の項目では、PCB設計からNCドリル表を印刷する際の設定を行うことができます。
NCドリル表はドリル位置をわかりやすくマークを付けて表記し、ツールリストを記載したファイルです。

PCB設定画面の開き方はPCB設定についてを参照してください。


NCドリル表サンプル

穴径の公差設定が「0.00」になっている場合も表記されます。

NCドリル表印刷について

NCドリル表印刷では、ドリルの「開始層」「終了層」の組み合わせ毎にドリル表の印刷が行われます。
また、めっきの有り/無しによっても印刷するドリル表を分割することが可能です。

印刷タイトル例)
 Top-Bottom   :Top層からBottom層までのドリル表
 Top-2      :Top層から2層目までのドリル表
 2-3       :2層目から3層目までのドリル表
 3-Bottom    :3層目からBottom層までのドリル表


ドリル表

表示項目設定
項目名 内容

Tool

ドリルのツール番号を表示します。(例:T01、T02)

Symbol

印刷時のドリル位置に表示する記号の形状を表示します。

HoleType

ドリルの形状を表示します。

Size

ドリルの大きさを表示します。

Tolerance

ドリルの許容差を表示します。

Angle

ドリルの角度を表示します。

Layer

ドリルの層を表示します。

Plated

ドリルのめっき状態を表示します。(「Plated」:めっきあり、「Non-Plated」:めっきなし)

Quantitiy

同じ大きさのドリルの個数を表示します。

 


ドリル表設定
項目名 内容

位置

ドリル表の位置を「上」「下」「右」「左」から選択できます。
位置はPCBドキュメントのオブジェクトの端から表示されます。

オフセット X

ドリル表を「位置」で配置した図面の“角”から任意の数値で『水平』移動させ調整することができます。

オフセット Y

ドリル表を「位置」で配置した図面の“角”から任意の数値で『垂直』移動させ調整することができます。

単位

単位を「mm」「mil」「inch」から選択できます。

小数桁数

Diameterの小数桁数を設定できます。

枠線幅

ドリル表の枠線幅を設定できます。

枠余白

ドリル表と設定値の余白部分の幅を設定できます。

記号サイズ

ドリル位置に表示する記号のサイズを設定できます。

 


テキスト設定
項目名 内容

フォント

ドリル表のフォントタイプを設定できます。

サイズX

ドリル表に表示される文字のサイズ横幅を設定できます。

サイズY

ドリル表に表示される文字のサイズ縦幅を設定できます。

縦横比率を固定する

チェックを入れるとドリル表に表示される文字の縦横比率を固定にします。

文字線幅

ドリル表に表示されるシンボルと文字の線幅を設定できます。
(文字は「Vector」フォントのみ適用されます。)

文字ピッチ

ドリル表に表示される文字のピッチ(間隔)を設定できます。

 


作成設定
項目名 内容

めっき有無で出力を分ける

チェックを付与することでドリルのめっきの有り/無しによりドリル表を分割することができます。
出力タイトル)
TH :めっき有り
NTH :めっき無し

円ドリルの輪郭を印刷する

Roundドリルのドリル輪郭も印刷対象にできます。

長円ドリルの輪郭を印刷する

Slotドリルのドリル輪郭も印刷対象にできます。

正方形ドリルの輪郭を印刷する

Squareドリルのドリル輪郭も印刷対象にできます。

長方形ドリルの輪郭を印刷する

Rectangleドリルのドリル輪郭も印刷対象にできます。

印刷設定
項目名 内容

反転

「反転なし」「左右反転」「上下反転」から選択できます。
※「左右反転」はY軸基準の反転状態で出力されます。
※「上下反転」はX軸基準の反転状態で出力されます。

 


ドリルマーク

必要であれば、NCドリル表に使用されるドリルのマーク形状やツール番号などを任意に設定しておくことができます。
この設定はNCドリルファイルを出力する場合も適用されます。


ドリルマークの追加方法
NCドリル表で表示するドリルマークの指定を追加する方法をご紹介します。
(1) 「追加」ボタンクリック
(2) 項目が追加されるので、設定値を指定します。

 


設定項目
項目 形状

マーク形状

NCドリル表を表示する際のマーク形状を指定します。
マーク形状は以下から選択できます。

直接文字列を入力することにより、マークを十字と任意の文字にすることもできます。
※上記、マーク形状と同じ文字列以外が対象となります。

ツール

ドリルのツール番号を指定します。この設定はNCドリルファイルを出力する場合も適用されます。

穴の種類

ドリルマークを指定する穴の種類を設定します。

穴径/幅

穴の幅を設定します。

高さ

穴の種類が「長円」「長方形」の場合、穴の高さを設定します。

開始層

ドリル穴の開始層を設定します。

終了層

ドリル穴の終了層を設定します。

+許容差

ドリル穴の+許容差を設定します。

-許容差

ドリル穴の-許容差を設定します。

角度

ドリル穴の角度を設定します。

めっき

ドリル穴のめっき状態を設定します。
ビア穴は全て「めっきあり」として動作します。
パッド穴の場合は、「めっきあり」の設定と同じにしてください。

 

NCドリル表出力方法

NCドリル表出力方法には以下の方法があります。

・PCB設定のNCドリル表画面の「」アイコンをクリック
・PCBドキュメントを開き、【プロジェクト】→【NCドリル表印刷】→【NCドリル表印刷】
バッチ出力