回路図エディタ : 回路図設定

DRC設定

DRCは回路図を見やすくするためのデザインのレイアウトチェックを行います。
部品の衝突の検出、異ネット結線の重なり検出、部品と属性との距離の検出などクリアランス値を設定することでミスを未然に防ぐことができます

回路図の設定画面の開き方は回路図の設定についてをご覧ください。


エラータイプ

設定できるエラータイプは下記の通りです。

項目 内容

エラー

DRC実行時に問題がある場合、結果をエラーとします。

警告

DRC実行時に問題がある場合、結果を警告とします。

OFF

DRC実行時に問題がある場合でも、結果を表示しません。


DRC確認内容

DRC設定の確認内容とその詳細をご紹介いたします。

・クリアランス
・ディスタンス
・PCB設計指示

クリアランス

クリアランスとはオブジェクトとオブジェクトの重なりチェック(距離のチェック)を行います。設定より接近している場合にエラーを検出します。
0が指定されている場合はチェックは行いません。

部品と部品の重なりを確認しますか?

エラー確認種別:クリアランス違反(部品と部品)

部品と部品が設定クリアランス値より接近している場合にエラーとします。
部品をクリアランス値以上離して配置してください。

 


部品と結線の重なりを確認しますか?

エラー確認種別:クリアランス違反(部品と結線)


部品と結線がクリアランス値より接近している場合にエラーとします。
部品と結線をクリアランス値以上離して配置してください。

 

結線と結線の重なりを確認しますか?

エラー確認種別:クリアランス違反(結線と結線)

結線と結線がクリアランス値より接近している場合にエラーとします。
結線同士をクリアランス値以上離して配置してください。

 


文字と文字の重なりを確認しますか?

エラー確認種別:クリアランス違反(文字と文字)

文字と文字がクリアランス値より接近している場合にエラーとします。
文字と文字をクリアランス値以上離して配置してください。

 

文字と他オブジェクトの重なりを確認しますか?

エラー確認種別:クリアランス違反(文字と他オブジェクト)

文字と他オブジェクトがクリアランス値より接近している場合にエラーとします。
文字と他オブジェクトをクリアランス値以上離して配置してください。

 


ディスタンス

ディスタンスの設定を行います。
ディスタンスとはオブジェクトとオブジェクトの距離チェックのことをいい、
設定値以上離れている場合にエラーとします。

部品と部品属性の距離を確認しますか?

エラー確認種別:ディスタンス違反(部品と部品属性)

部品と部品属性がディスタンス値以上離れている場合にエラーとします。
部品と部品属性をディスタンス値以内の位置に配置してください。

 

ピンとピン属性の距離を確認しますか?

エラー確認種別:ディスタンス違反(ピンとピン属性)

ピンとピン属性がディスタンス値以上離れている場合にエラーとします。
ピンとピン属性をディスタンス値以内の位置に配置してください。

 


PCB設計指示

PCB設計指示の設定を行います。
PCB設計指示内の「確認済み」項目がチェックされているかを確認し、
チェックが入っていない場合にエラーとします。

確認がされていないPCB設計指示をチェックしますか?

エラー確認種別:PCB設計指示未確認(部品)、PCB設計指示未確認(ネット)、PCB設計指示未確認(その他)

設定されているPCB設計指示の「確認済み」にチェックが入っていない場合にエラーとします。
未確認になっているPCB設計指示を確認し、対応状況を「承認済み」に変更ください。