プリント基板CAD : PCB検証(DRC/MRC)
エラーの修正
DRC/MRC結果のエラー修正についてご紹介いたします。
エラー修正を行うために、エラーの該当箇所に画面移動したり、エラーと警告をフィルタで分けて表示したりエラー結果の内容でソートすることができます。
エラー内容はPCBデータに保存されています。エラーリストを表示したまま、データを受け渡すことができます。
Quadceptではエラーの修正を行うために、さまざまな便利機能を取り揃えています。
エラーのリスト表示
エラー箇所への画面移動
エラー内容の確認
エラーリストのフィルタ
エラーリストのソート
エラーマークを表示する
リスト更新
リストから削除
表示設定
ファイル保存
対応状況:承認済み
コメント入力
承認者
エラーの内容
エラーの内容はルールチェック(DRC)、ルールチェック(MRC)を参照してください。
Top / Inner / Bottomで同じエラーが出る場合は、項目を一つにまとめます。(その際は、層に「Top,Layer2,Layer3,Bottom」と表示されます。)
エラーの修正を行うための、さまざまな機能
機能名 | 機能内容 |
DRC/MRCの実行結果を一覧で表示します。 「未配線ネット」「クリアランス」「差分比較」「禁止領域」については重要なチェック項目となるため、チェック対象外となっている場合、赤文字で警告メッセージが表示されます。 エラー・警告件数の詳細が常に確認できます。 エラー箇所は設計図面内のエラーマークで確認できます。 |
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エラーメッセージをクリックすることで設計図面内のエラー箇所に画面移動(パンニング)し、エラーマークはハイライトします。 |
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エラーマークをダブルクリックすることでDRCエラーウィンドウが開き、エラーリスト内の該当するエラーを表示します。 |
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「エラー」「警告」のボタンをON・OFFすることで、対応するエラーリストの表示/非表示が切り替わります。 |
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実行結果を各項目でソートすることができます。 |
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設計図面全体のエラーマークの表示/非表示を切り替えることができます。 設計図面上、【表示】→【DRCエラーマーク】もしくは【MRCエラーマーク】から表示状態を変更できます。 |
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表示設定で設定されている表示状態にリストを更新します。 |
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リストから削除されます。 |
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対応状況が「未対応」「承認済み」毎にリストとエラーマークの表示/非表示を切り替えることができます。 |
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実行結果のリストをCSV形式でファイル出力できます。 |
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対応状況 |
「未対応」「承認済み」に対応状況を設定できます。 |
対応状況を「承認済み」にした場合、承認済みにした理由などをコメントとして記入できます。 |
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対応状況を「承認済み」にした場合、自動的に承認者と承認日時が記録されます。 |
リストが灰色で表示された場合は?
対応状況が「承認済み」の項目でエラーが解消されている場合は灰色で表示されます。
承認されているのでリスト上は残っていますが、エラーは既に解消されています。
エラーを消す場合は、リストから削除するか、対応状況を「未対応」に戻してから、再度DRCまたはMRCを行って下さい。
右クリックメニュー
エラー結果を選択し簡単に編集できる右クリックメニューを用意しています。
リストを選択しての【右クリック】となり、「Ctrlキー」や「Shiftキー」で複数選択からの実行も可能です。
メニュー名 | 内容 |
未対応に変更 |
選択したリスト項目の対応状況を「未対応」に変更します。 |
承認済みに変更 |
選択したリスト項目の対応状況を「承認済み」に変更します。 |
削除 |
選択したリスト項目を削除します。 |
すべて削除 |
すべてのリスト項目を削除します。 |