プリント基板CAD : ベタ作成

ベタのスタイル(メッシュ)

ベタのスタイルとして「メッシュ状のベタ」を作成することができます。
これにより、UL規格や透明基板にも対応が可能となりました。
ベタスタイルには「格子状」と「切抜き」とがあり、このスタイルを切り替える方法をご紹介します。

格子状(斜め格子) 切抜き(矩形:千鳥格子)

スタイルを「切抜き」にした場合、ガーバーではG36,G37(ポリゴン)で出力されます。

スタイルの変更には以下の方法があります。

・プロパティウィンドウからスタイルを変更する方法
・ベタ画面からスタイルを変更する方法

プロパティウィンドウからスタイルを変更する方法
ベタのスタイルを「格子状」もしくは「切抜き」に変更します。
(1) プロパティウィンドウの
「スタイル」を切り替えます。
(2) スタイルやサイズ、ピッチなどを設定し「スタイル」項目に
チェックを入れ作成。
各設定についてはこちら

 

 

ベタ画面からスタイルを変更する方法
ベタ配置後にベタ画面からベタのスタイルを「格子状」もしくは「切抜き」に変更します。
(1) ベタを【ダブルクリック】
(2) 「メッシュを有効にする」にチェックを入れる
(2) スタイルやサイズ、ピッチなどを設定
各設定についてはこちら
(3) 【OK】をクリック

 

メッシュを有効にした場合の設定

ベタのメッシュを有効にした場合の各設定をご紹介します。

スタイル
格子状設定 切抜き設定
ベタを格子状に組んで作成します。
ガーバーではライン情報で出力されます。
ベタに空間を切抜いて作成します。
ガーバーではG36,G37(ポリゴン)で出力されます。

 

格子状設定の場合
項目 内容

格子スタイル

「横」「縦」「格子」「斜め格子」から格子を組むスタイルを選択します。

格子 斜め格子

 

ピッチ

隣り合ったベタ部分との距離(ピッチ)の数値を設定します。

オフセット

ベタ内でのスタイルを開始する地点を設定します。
※細かい部分などに入り込んだベタの位置を調整する場合などに活用します。

 

切抜き設定の場合
項目 内容

形状

「円」「矩形」「ひし形」から切抜きの形状を設定します。

矩形 ひし形

 

サイズ

切抜くスペースの大きさの数値を設定します。

ピッチ

隣り合ったベタ部分との距離(ピッチ)の数値を設定します。

千鳥格子

千鳥格子状に切抜く「有効」「無効」を選択します。

有効 無効

 

オフセット

ベタ内でのスタイルを開始する地点を設定します。
※細かい部分などに入り込んだベタの位置を調整する場合などに活用します。